After Effectsの制作をストレスなく効率的に進めたい人は、制作内容に合わせてワークスペースをカスタマイズするのがおすすめです。
各ワークスペースの役割
標準設定(デフォルト)のワークスペースは大きく6つのエリアにわかれています。
①メニューバー
ファイル、編集、コンポジションなど、動画制作するときに使う機能がカテゴリ別にまとめられたメニュー。
②ツールパネル
画像などの位置を操作したり、文字やシェイプの制作など、オブジェクトを操作・制作するためのツールがまとまったパネル。
③プロジェクトパネル
読み込んだ素材データやコンポジションなど、ファイルを管理するパネル。
④コンポジションパネル
制作中の動画を、プレビュー表示するパネル。
⑤タイムラインパネル
左から右に向かって時間の経過を表すタイムラインパネル。
ここに配置されたレイヤーにアニメーションやエフェクトの設定をしていきます。
⑥文字やエフェクトなどの、各種パネルグループ
文字やエフェクトなどを設定する機能別のパネルグループ。
ワークスペースのカスタマイズ方法
各パネルの役割や特徴を理解したところで、ワークスペースをカスタマイズするための基本操作を見ていきましょう。
基本操作の手順
操作方法は簡単です。
①パネル名のエリアをクリックした状態で移動
②移動したいエリアの上下左右、または中央へ移動
この操作方法を使って、自分好みの作業しやすいパネルの配置に変更していきます。
パネルの配置は何回でも変更して上書き保存、別名保存できるので、まずはざっくり配置を変更して、作業しながら、より作業しやすいパネルの配置に変更していくやり方がおすすめです。
パネルのカスタマイズ方法は3種類
パネルをカスタマイズする方法は3つあります。
1.表示した状態でレイアウトを変更する方法
<操作手順>
①パネル名のエリアをクリックした状態で移動
②移動したいエリアの上下左右へ移動
2.ドッキングしてパネルをグループ化する方法
<操作手順>
①パネル名のエリアをクリックした状態で移動
②移動したいエリアの中央のエリアへ移動
表示方法は、タブまたは、重ねて表示を、選ぶことができます。
3.パネルを独立させる方法
<操作手順>
①パネル名のエリアで「右クリック」
②「パネルのドッキング解除」を選択
独立したパネルに、他のパネルをドッキングすることも可能です。
カスタマイズしたワークスペースの保存方法
動画制作は、イラストアニメーション、実写合成など、作業内容によってパネルを使う頻度が異なります。そのため、作業内容別にパネルのレイアウトを保存しておくと、とても便利です。
<操作手順>
①「ウィンドウ」→「ワークスペース」→「新規ワークスペースとして保存」を選択
②わかりやすい名前を入力して「OK」ボタンをクリック
保存が完了すると「ウィンドウ」→「ワークスペース」のメニューに追加されます。
制作内容にあわせてワークスペースのレイアウトを変更すると、スムーズに制作を進めることができるので是非活用してみてください。
After Effectsの基本操作を理解できるおすすめの方法
ワークスペースの使い方や、After Effectsで動画を制作するための基本操作を理解するには知識と合わせて、実際に手を動かして操作することがとても大切です。(近道です)
「ウゴカス」ではAfter Effectsを使って動画を作れるようになりたい人のために、簡単なアニメーションを作りながら基本操作や制作の流れを理解できるチュートリアル動画を用意しています。
是非チャレンジしてみてください!